西宮市の小学2年生と5年生から、私たちが行く国々のことについて質問をもらいました!
トキゾーとタラが、小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんの質問に答えるべく各国駆け巡ります。
・食べ物はどんなものがありますか?
・国歌はどんな歌ですか?
・どんな遊びがありますか?
・ジャンケンの仕方はどんなですか?
・流行の髪型はどんなのですか?
・有名人は誰ですか?
・流行のスポーツは何ですか?
・2年生はどんなことを習っていますか?
カメルーン
・カメルーンの太陽の色は何色ですか?
・カメルーンの名前の由来は何ですか?
スペイン
・スペインの国民はサッカーが好きですか?
・なんという選手が人気がありますか?
ペルー
ペルーについての個別の質問は無かったので、
各国共通の質問の中から答えていきます。
カメルーンという名前の由来・・・それはポルトガル語の「エビ」だそうです。
15世紀後半の大航海時代にポルトガルの船が、今のカメルーンが面する大西洋・ギニア湾沿岸でエビの大群を発見しました。そのとき、船に乗っていたポルトガル人のフェルナンド・ポーという人がそのあたり場所のことを「リオ・ドス・カマロエス」(小エビのいる河という意味)と名付けました。
その後、名付け親のポルトガルはもっと南の方へ拠点をおき「リオ・ドス・カマロエス」にはイギリスやドイツなど他の国からやってきた人たちに占領されるようになりました。このときに、ポルトガル語の「カマロエス」がイギリスなまりになって「カメルーン」になったといわれます。
大航海時代がおわり、植民地時代がやってきて最初にカメルーンを植民地にしたのはドイツでした。
しかし、第一次世界大戦でドイツが敗戦し植民地であったカメルーンは5分の4をフランスに、
残りの5分の1をイギリスに占領されることとなったのです。
その後、1960年にカメルーンは独立しますが現在でもフランス語を話す地域と英語を話す地域に分かれています。
スペインの国民はみんな、サッカーが大好きなようです!
私たちは、スペインの首都マドリッドでサッカーの試合を観戦しました。
その日は「レアルマドリッド」や「バルセロナ」などの有名なチームではなく、
「ラジョ・バジェカーノ」VS「オサスナ」という(少なくとも私たちにとっては)
無名のチームの試合だったのですが、観客席は満席、立ち見の人もいるほど。
スタジアムに入れただけで驚き、といった模様。
そして、なにより観客の応援がダイナミック!
選手がミスをすると「オンブレー!(なんてこった!)」と手を突き出し、
ゴールしようものなら、全員立ち上がって、それぞれの感想を言います。5分くらい。
男の人も女の人も、みんなサッカーをよく知っているのでしょう、ゲーム中のひとつひとつの動きに
一喜一憂し、からだ全体で観戦を楽しんでいるようでした。
そして、試合が終わるとスタジアム近くのバーでワインやビールを呑むのです。
クスコでは、日本車がたくさん走っています。トヨタ、スズキ、ホンダ、マツダ。。。
中でもトヨタのYaris(ヤリス)というセダンのタクシーによく出会います。
他の車に比べると、抜群に乗り心地がいいです!
でも、最近は韓国メーカーのヒュンダイや、KIA(キア)がよく走っているそうです。
昔ほど、日本メーカーばかりでなくなった、とあるおばさんは言っていました。
そんななかで、私たちが気になったのはビートルという車です。
日本では、ニュービートルという新しい形が今はたくさん走っていると思いますが、
ペルーのクスコでは、一昔前の型のビートルが今も元気に走っています。
そして色のバリエーションも多彩で、見ていて楽しいです。
写真ではすべての色を撮りきれていません、もっとたくさん色んな色や模様のビートルが走っています。
タラの前のごちそう
これは、「クイ」といってペルーでは昔から食べられている動物です。
日本では「テンジクネズミ」といいます。「モルモット」の方がわかりやすいでしょうか。
ペルーでは、このクイをインカ時代(12~15世紀くらい)から食べられていたそうです。
今でも食べる習慣は続いていて、誕生などのお祝いの日に食べます。
特に結婚式ではお客さん1人に対して1匹のクイが出されるそうで、大量に用意しないといけませんが
鶏などに比べると育てるのが難しく、1匹あたりの値段も高いので大変ですね。
私たちが見たのは、こんな立派なお家で飼われている(食用)クイでした。
「クイ、クイ」と鳴くので、クイと呼ばれるようになったそうです。
可愛い姿なので、あまり食べたいとは思いませんでしたが、食べてみると
肉に弾力があり、臭みもなくとてもおいしかったです。
今わたしたちが住んでいるのは、ペルーのクスコというところです。
標高約3400メートル、富士山の頂上くらいの高さです。だから到着して1週間くらいは空気が
うすく感じられて、ちょっと走ったり階段を登っただけでも息が切れて疲れてしまいました。
ここでは、トウモロコシがたくさん育てられて食べることも多いです。
写真は「カンチータ」というトウモロコシを炒ったもの、塩味です。
日本のトウモロコシとは色も大きさも形も味も、ちょっと違います。
色は、見たとおり「虫か?」と思うような柄で、形は日本のトウモロコシが横長ならこちらは縦長。
大きさは、写真では分かりにくいですが日本のものより大きいです。そして味はほっくり栗みたい。
育てられているトウモロコシにも色んな種類があって、こんな柄でなく
真っ白いものや紫色のものもあります。大きさも大小さまざまです。
そして、食べ方も色々あります。
カンチータのように炒ったり、ポップコーンにしたり、スープに入れたり
またジュースやお酒にして飲んだりもします。でもまだ「え?!こんな食べ方があるの?」
と驚くような調理方法には出会っていません。
トウモロコシのほかにじゃがいもや、馬や羊、アルパカも食べます。
野菜も動物も色んな種類があって、食べたことのない料理がたくさんあります。
レストランは、どこもおいしくて日本のレストランと比べると3分の1くらいの値段で食べられます。
例えば、お昼に定食を注文すると9ソル(ペルーの通貨)=300円くらいで
スープ、写真のようなご飯とおかず、デザートがついてきます。
しかも料理を注文してから出てくるのが早く、トキゾーは
「ペルーはいいねえ!だって早くて安くて美味しいもん」と言って喜んでいます。