4月4日(木):
巡礼者の多く(私たちも)は、朝は7時ころ起きて準備して8時に出発している(と思う)。
ところが、3日前くらいにサマータイムになって1時間早まっているので朝7時に起きた時はまだ暗い。
だから準備に電気が必要なのだけど、昨日泊まった笑かしてくれるアルベルゲは電気のスイッチがなかった。
宿泊者全員、起きて探したけれども見つからず、オスピタレロさんも来ず、暗い中ガサガサと準備して出発。
8時に出発する予定が、部屋が明るくなるまで待っていたので8時半くらいの出発。
こんなことなら、もう少し寝とけばよかった。タラみたいに。
タラはいつも出発ギリギリまで寝ていて、私たち3人の準備が終わった8時頃に起こされる。
起こされて起きるので、寝かしておけばいつまで寝るのか。。それは私も同じですが。
出発して、しばらくは平坦な道を進んでいたけれど、途中カミノの矢印マークと国道の分かれ道が。
険しくなりそうな道だったけれど、自転車マークもあったのでカミノの道に。
するとやっぱり、石ゴロゴロ、ジャリジャリの登り道だった。しかもこんな時に限ってタラが
「歩かない」と言うのでランボル君は余計に重たい。でも乗せたまま通れる道だからマシ。
たまにトキもタラも降りてもらって、創くんと2人でランボルを担がないといけない道もある。
その悪路を上りきったところに、カフェがあったので朝ごはん休憩。
がんばって登ってよかった~とホッとする。スペインは飲み物が安くて助かる。
コーヒー1ユーロとちょっとくらいなので、気軽にカフェで休める。でも4人で飲むと結構するな。
そこから14キロ先のトゥリアカステラというおいしそうな街を目指す。ここからは下り道。
もうカミノのガタガタ道はこりごりだったので、何が何でも国道!と言って下っていたら
途中、通過するはずの村に1つも出会わず一気にトゥリアカステラに着いてしまった。
雨が降っているので、座って休憩もできず14時くらいに到着。
トゥリアカステラには何軒かアルベルゲがあったけれど、街に入ってすぐの公営アルベルゲにチェックイン。ガリシア州の公営アルベルゲは一律5ユーロと決まっているらしい。カスティーリャイレオン州は公営でもアルベルゲによって4~7ユーロとまちまちだった。
ここのアルベルゲのオスピタレロ(管理人)のお姉さんは、大人2人分の料金で4ベッド使っていいと言ってくれた。
昨日の笑かしてくれる宿のオスピタレロは「2つしかベッド使わないでね!」とわざわざ言ってたのに。
公営アルベルゲでもオスピタレロで大違いだ。私は根に持つのだ。
宿には、くつろぎスペースもあり、トキタラはここで他の巡礼者たちに遊んでもらっていた。
あっタラがテーブルの上に乗っている!しかもサンダルで。ここがくつろぎスペース。
早くに着いたので、街を散歩することに。
牛飼いのおじいさんはカサを背中にかけて仕事をしていた。
散歩から宿に戻ると、入り口にいた巡礼者のおばちゃんに、
「あなたたち、新聞でみたわよ」と言われた。写真で載ってたらしい。
取材受けた覚えもないのにいつの間に。有名人みたいでちょっと嬉しい。
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