3月30日(土):
8時半頃、宿を出発。朝から雨が降っている。
今日は、峠を登りきり、下りに入る。気を引締めていかなければ!
大粒の雨のなか、トキタラはカッパにカサをさして歩く。
6キロ先の街を目指して、ずーっと登っていくが全然進まない。雨と風と上り坂のせいか。
3時間くらいかかって、6キロ先の街フォンセバドンに着いた。もう全身ずぶ濡れで逃げ込むようにカフェへ。
オーナーは自身も巡礼者だったのだろう、お店はカミノデサンティアゴ一色だった。
だからか、ぶっきらぼうな感じはするけど、私たちのことを応援してくれているようだった。
しかも、店内に乾かしスペース?があり薪ストーブの近くにいると
濡れた服から湯気がモウモウと上がり、みるみる乾いていく!
1時間くらいしてトキタラの服が乾いたところで出発。
せっかく乾いた服を濡らしたくないので、トキタラはランボル君に乗せて歩き出す。
次に目指すのは、人口2人の街。住民は夫婦なんだろうか。
人口2人の街マンハリンに到着~どの人が住民なのか、おじさんが3人くらいいた。
そのおじさん達も巡礼経験者で、子どもたちには特別スタンプを押してくれた。
そこの猫を、タラがこちょばし、タラをトキゾーがこちょばしていた。
そういえば、歩きながら何でだったかトキゾーが「タラがいなくなったら困る」と言うので
「なんで」と聞くと、「だって、いっつもこちょばしたら笑うもん」と言っていた。
ランボル君の中で2人ゲラゲラ笑っていることがあるが、こちょばしているのだろう。
そして、ここからは下り道が続く。
しかも、急な下り。雨は止んできたけれど、トキタラはランボル君で寝てしまった。
なので乗せたまま下り坂を行くと、どんどん引っ張られる。車道を通っていたので、
「この手を離したら・・・」と不安にもなるし、登りよりも下りのほうがしんどい。
下りはカミノの道から外れて、車道を通っていたけど途中で合流するところがあったので
最後の1キロは、カミノの道を通ってみることに。
すると、恐ろしくとんがった石が転がる下り坂だった。
このままではパンクしそう。。なのでトキタラを揺り起こして歩いてもらい
ゆっくり下って、今日の目的の街エル・アセボに到着~!!
エル・アセボは人口20人の街だけど学校もあるようだし公園もある。
雨も止んだので、街の探検に出かけた。トキタラは、久しぶりの公園で喜んで駆け回っていた。
疲れてはいないのだろうか。私も創くんも疲れているのに。。こんな木まで持ち上げようとして。。
この街には、アルベルゲが数軒あるようだけれど、今はオフシーズンのためか1軒しか開いてなかった。
「1人5ユーロで、子どもの料金設定はないから4人で20ユーロ」と言われたけど、
「2ベッドしか使わないから」そこをなんとか、と言い、15ユーロになった。
15ユーロ払ったからには3ベッド使うデ。ということで、今日はトキゾーが独りでベッドで寝ることに。
普段は創くんと同じベッドで寝ている。
夜中、目が覚めると「違う、違う、私はママじゃないわよ!」と声がして起きてみると
トキゾーが他のおばちゃんのベッドに入ろうとしていたらしい。
トイレに起きて、自分のベッドが分からなくなったんだと。
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asuka (水曜日, 17 4月 2013 19:38)
ときぞーが他のおばちゃんのベッドに入りそうになったとこ笑っちゃいました。お疲れ様。会うの楽しみにしてるね。
森本創 (金曜日, 19 4月 2013 05:53)
asukaちゃん
ありがとう~巡礼の道、とてもとてもいい経験になりました。教えてくれたあすかちゃんのおかげ!ほんとうにありがとう!!そしてスペインかドイツでね!おりえ
さい (水曜日, 24 4月 2013 01:38)
↑asukaさんと同じく・・・他のおばちゃん、、、のくだり微笑ましい。。。
おりえ (火曜日, 21 5月 2013 06:13)
さいさん
おばちゃん、さぞや驚いて起きたと思います。こういう時、私は我関せずで寝ていることが多いので、このときは起きれてよかったです。