3月21日(木):
カリオン・デ・ロス・コンデスは、今まで通った街で一番大きい。と言っても人口2,500人弱。
でも、トキゾーの歯医者さんと私の足首の病院がありそうなので、朝一番に行ってみる。
足首の病院が先に開いてるようなので、行くと普通の総合病院で色んな科があるようす。
9時から開く、と言われていたので9時5分前に着いたが、すでにたくさんの人が待っていた。
受付もどこか分からず、気後れするが思い切って白衣を着た人に声をかけてみる。
「足が痛いんですけど」と言うと、「医者かナースか、どっちが必要なん?」と聞かれる。
どう違うのかよく分からないけど、足が痛くなった原因を知りたかったので「医者」と言うと
「73ユーロかかりますよ。」と言われた。ちなみにナースだと48ユーロ。決まってるらしい。
ちょっと悩んだけど、これからまだまだ歩かないといけないので、やっぱり診てもらうことにした。
お医者さんに診せると、「原因はわからないけど、大したことないんちゃうか」と言う。
「ナースが来て包帯巻いてくれるから」と言ってお医者さんは行ってしまった。あっさり。
ナースと言っても、おじさんだった。
包帯を巻いてくれ、悪化防止薬(どういう薬なのか)をもらい診察が終わった。
これなら、ナースだけ48ユーロコースでもよかったかもと思いながら病院を後にした。
次は、トキゾーの歯医者さんへ。
スペインの歯医者さんてどんなのかと思っていたけど、日本の歯医者さんと変わらなかった。
でも数は圧倒的に少ない、と思う。この街にもたった1軒しかなかった。
スペイン語でよくわからなかったが、トキゾーの欠けた歯の下の歯茎が腫れている!
だから抗生物質を飲まないといけない。そして今、私たちは毎日移動してるので8日後の街で
別の歯医者さんに診てもらってくれ、とのことだった。
てっきり欠けたところを埋めて終わると思っていたので、先が見えなくて不安になる。
でも、2つともちゃんと病院に行けたので11時ころやっとカミノデサンティアゴを歩き出す。
今日は17キロ先まで街がない。だから、そのつもりで気を引締めていたのだけど辛かった~
昨日の20キロは歩くつもりがなくて歩いてしまった20キロだったけど、まだ楽だった。
ずっと、平坦なまっすぐな道で景色が変わらない。目標にするものもない。会話もない。昨日から。
「2時間歩いたから5キロくらいは進んだだろう」と時間を目安に進むしかなかった。
トキゾーは「足いたい」と言ってランボルくんから出てこず、でもタラは5キロ以上歩いていた。
タラは、棒を持たすとよく歩く。
道に落ちている木の枝を拾っては、杖にしたり、掃除機にみたてたり、バイクにしたり。
1人だけでも歩いてくれると、重たいほうのリュックをランボルくんに載せられるので助かる。
そして、辛い辛いと思いながら歩き続けて6~7時間、夕方6時頃突然街が現れた。
今日泊まる、カルサディーリャ・デ・ラ・クエサという街だ!
小さい街だけど、立派なアルベルゲがあった。プールつき。夏の巡礼だったら泳げただろうな~
夜は、街に1軒しかないレストランでごはんを食べる。
アルベルゲに泊まってるお客さんは全員そのレストランに集合していた。管理人さんも。
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さい (金曜日, 12 4月 2013 21:31)
なかなか長〜い道のりでしたねー
4人の姿を想像すると足音と風の音だけが聞こえてきそう・・・
ひとまず病院に行けてよかったですね!
おりえ (火曜日, 21 5月 2013 06:42)
さいさん
長い日もあれば、あっという間に着く日もあり
そういうのは大抵、私の心持ち次第だった気がします。