3月20日（水曜日） 

5泊したフロミスタからやっと出発！

明け方に、「完全に治った！」と創くんが跳ね起き、トキゾーも昨日から熱もなく元気。

でも、今日は5キロ先に街があるので、とりあえずそこまで行こう。

フロミスタにいる間は、雨が続いていたけれど今日は快晴！

 気持ちよく歩いていくと、あっという間に5キロ先の街に着いてしまった。

ここを過ぎると、15キロ先のカリオン・デ・ロス・コンデスという大きな町まで宿はなさそう。

だけど、まだ12時すぎ。ここに泊まるのはもったいな気がする。

15キロ先に着くまでに、いくつか街を通るので何とかなるだとう、と先に足を進める。

　また5キロくらい進むと、小さな町が。

お昼ごはんでも食べようと、バルの看板に添って行ったが閉まっていた。

そんなことが次の街でもあり、今日のお昼ごはんは公園でパンとレタスのみ。

と、おかゆの残りもタッパーに入れてきてよかった。

このお昼ごはんのあと、しばらく歩くと街があったのでカフェで休憩。

トキタラは、いつもカフェにあるパチンコみたいなゲーム機で遊びたそう。

でも、ほとんどのカフェではパチンコ同様、お金を賭けるゲームなので子どもはできない。

　カフェはあったが、この街のアルベルゲは閉まっているという。

やはり、カリオン・デ・ロス・コンデスというここから6キロ先の街まで行かないといけないらしい。

この街でコーヒーを飲んでるとき、すでに16時すぎ。早く着かなくては、と気持ちが焦る。

　とは言っても、日が暮れて暗くなるのは20時頃、と全然急がない私と

このままでは日が暮れる！と急ぎたい創くんとでちょっとした口論になってしまった。

焦る気持ちと、病み上がりなのと、足が痛いのと、お昼ごはんがレタスだけだったのと、

イライラする原因はたくさんあった。

イライラムッツリ歩きながら、18時頃、目的のカリオン・デ・～に着いた！

しかし、この街人口2,500人弱で今までの街よりずっと大きい。大きいので中心まで遠く、

アルベルゲもいくつかあり、街に入ってから泊まれるアルベルゲに辿り着くのに時間がかかった。

　時間はかかったけど、修道院が運営する感じのよいEspirituというアルベルゲに辿りつけた。

シスターはものすごい勢いで話かけてくれるが、よくわからない。

けど、ベッド余ってるので3つでも4つでも好きなだけ使って、と言っていると解釈し

3つベッドをつなげた。いつも4人で2つのベッドで若干窮屈だったので嬉しい。

しかも、だいたい2段ベッドで上下関係が少し面倒なのだけど、ここは1段。

どこか病院のようだけど、快適そう。

　キッチンも使えるので、スーパーに行って見ると、やはり大きな街は品揃えが違う。

嬉しくなっていろいろ買い込んでしまった。が、ケンカしてるので黙ってパスタを作る。

　トキタラは、楽しそうにお手伝いをしてくれる。

ひさしぶりに、たくさんの野菜を食べられて、パスタもおいしくできたのだが、

残念なことにキッチンの隣はペンキ塗りたてで、においがたまらなかった。

　黙ってパスタを食べ、疲れていたのですぐに寝てしまった。

やっぱり5キロ地点の街で無理せず泊まればよかったかな～