ガラパゴス諸島に行ってきました!
エクアドルの首都キトから飛行機と船とバスで片道4時間のサンタクルス島を拠点にして、1週間毎日周りのいろんな島を船で訪れ上陸して、たくさんの動植物を見ました。ゾウガメ、イグアナ、イルカ、アシカ、ペリカン、フラミンゴ、グンカンドリ、アオアシカツオドリ、ウミガメ…。海の水も遠くまで蒼く澄んでいて美しく、トキタラも大喜び、噂にたがわぬ大自然の楽園でした。船に乗ろうとしたら先にアシカが乗って昼寝していたり、道を歩いていて大きな岩だと思ったらゾウガメだったり、立小便したらイグアナにかかりそうになったり、身近に野生の動物が暮らしていて驚くこともしばしばでした。
今回ガラパゴスを訪れたのは、子どもたちに野生の動植物を見せるのが世界一周旅の目的の一つだからです。世界中で特に3箇所、①アマゾンのジャングル ②ガラパゴス諸島 ③アフリカのサファリ をピックアップしていて、①は昨年11月にペルーで達成済み、今回が②でした。(③は今年6~8月にカメルーンで予定しています。)
インターネットとかテレビとか、動物園とか植物園とか、日本に居ても世界中の動植物に詳しくなれます。幼稚園児でも、首が長いのがキリンで、鼻が長いのが象だと知っています。まるでクイズに答えるかのように。繰り返し日常生活で情報として目に触れる機会が多いので、せっかく生まれて初めて(動物園で)実物を見た時ですら、既に見て知っている気がして、素直に感動できないかもしれません。自分とこんなにも姿形が異なる生き物が目の前に居て、人間がどんなに進歩しようとも機械のように発明して作ることができないというシンプルな事実を目の当たりにしたら、本来は感動したり、あるいは飛び上がって逃げたり、大きなリアクションがあるものだと思います。動物園で昼寝をするカバを見て「かわいい」と言うのも仕方ないのかもしれませんが、野性の獰猛なカバを見て「恐ろしい」と言うほうが本来かもしれません(実際に、年間にアフリカで動物に襲われて亡くなる人の数は、ライオンよりもワニよりも、カバによるのが一番多いそうです)。
なお、これまで顔を水につけるのも苦手だったトキゾーもタラも、シュノーケルで水中の魚を見るのに夢中になっているうちに、いつのまにかプカプカ浮かべるようになりました。毎日海で泳いだので家族4人ともすっかり真っ黒に日焼けしました。
ボートに乗ろうとしたら、アシカが桟橋に!人間が近寄っても逃げないので(慣れてるのではなく、危害を加えられたことがないから)、トキタラは恐る恐る脇を通ります。
空を飛ぶ鳥は、まるで海の中を泳ぐ魚のよう。
アメリカグンカンドリ。オスはメスの注意をひくために喉元の赤い空気袋を大きく膨らませます。
船から海をのぞくとこんな感じ。
カニの脱皮した抜け殻を見つけたタラ。
ウミイグアナの足跡。奥に小さく足跡の主が見えます。
地元の子どもと仲良くなって、一緒に木登りしたり、ハイビスカスの花のめしべの先を鼻先に付けて遊んだり。
ガラパゴス諸島は大小19の島々で成りますが、僕らが拠点にしたサンタクルス島含め、そのうちいくつかは人が住んでいます。人が住んでいるエリアでは想像より開発が進んでいて、電気・水道ははもちろん、インターネットも使えるし、車もたくさん走っています。著名な場所だけあって環境保護の取り組みは人一倍なされているようですが、それでも年々環境は悪くなっていると言われています。トキタラが将来彼らの子どもを連れて再び訪れるときに、同じような景色が見えたら良いなと切に思います。
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grace (火曜日, 30 4月 2013 20:52)
ガラパゴス諸島は憧れの島です。心洗われるような景色ですね。動物たちの愛らしさと 子どもたちの生き生きとした表情に嬉しくなりました。