子どもは外国語の習得も早い、と言いますが、それは一度聞いて覚えたことを大人よりも忘れにくいからじゃないかと思います。
トキゾーは朝起きてきて僕が、元気か?と日本語で尋ねると、「Сайн, Сайн байна.(サン、サンバイノー。モンゴル語「元気です」)Gracias.(グラシアス。スペイン語「ありがとう」)And you ? (英語「あなたは?」)」とこれまでに旅で覚えてきた言語をごちゃまぜにして返してきたりします。
親が繰り返し話すこともすぐに覚えます。先日タラが「ランワートリ!」と話すのでよく聞いてみると、「around the world trip(世界一周旅行)」のことでした。
言語に関しては、改めて僕なんかが言うまでもありませんが(自分の反省も含めて)、何よりなるべく早い時期に英語を覚えてしまう価値を感じています。
例えば今、スペイン語をペルー人から習っていますが、スペイン語で理解できないことは英語で説明してもらいます。英語ースペイン語の辞書はそこらにありますが、日本語ースペイン語の辞書はクスコでは見つかりません。また、例えばイヌイットなど先住民の子育てに興味をもって、webや図書館で記事を探しても、日本語のはほぼゼロです。面白い情報はやはり英語で書かれています。IT関連も同様ですよね。便利なソフトも初期は日本語バージョンがないので、ダウンロードするのに説明を英語で読まなければいけません。
僕は高校のときにカナダへの留学に応募したけどダメでした。大学でも英語を完全マスターするにはいたらず、今もコンプレックスを残しつつ勉強しています。時々自分に嫌気が差しながらも、古い中国のことわざを思い出しながら。「木を植える最も良い時期は二十年前である。次にいい時期は今である。」
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